若者の出会いをつくる福井の挑戦！「若者恋愛交流コーディネーター（仮）」募集

【活動内容】

若者たちの出会いの場を広げていくために、「イベント主催者」や「これからイベントを開いてみたいという人（潜在的主催者）」を応援することが大切なミッションです。 また、出会いを求める若者たちにも直接アプローチしながら、リアルな声を聞き、県の施策にもつなげていく役割も担っていただきます。

《イベント主催者やその候補者をサポート
》

すでにイベントを開催している主催者の方々をつなぎ、新たなアイデアやコラボによるイベントを生み出すような場をつくります。 また、「興味はあるけど経験がない…」という方には、経験者とのマッチングや県の支援制度の案内などで、はじめの一歩を踏み出すお手伝いをします。


《若者自身への働きかけ》


あなたのこれまでの経験やアイデアを活かして、若者が自然に出会えるようなイベントや、独身者同士が気軽に話せる相談の場などを企画・運営してください。 また、活動の中で聞き取った「どんな応援があると参加しやすいか」といった声を、県の施策づくりにも活かしていきます。
 イベント情報の発信
SNSなどを活用し、県内で開催される出会いイベントなどの情報を発信します。「行ってみたい」と思ってもらえるよう、タイミングや言葉選びなど、伝え方の工夫も大切です。
 ※「新たな若者交流イベントの実施数」、「イベントにおける若者交流人数」などをKPIとして活動していだき、活動状況に応じて毎年度当初に再設定します。

【活動イメージ・活動の進め方】

活動の拠点は福井県庁の「未来創造部県民協働課」ですが、実際のフィールドは県内各地です。 地域で開催されるイベントに足を運んだり、主催者や参加者とカフェでざっくばらんに話をしたりと、リアルなつながりを大切にしながら活動を進めていきましょう。

ときには、若者たちとアイデアづくりの壁打ちをしたり、開催に向けた不安に一緒に向き合ったり。 イベント主催者同士の橋渡しや、参加しやすい雰囲気づくりのサポートなど、表には見えづらいけれど欠かせない役割を担っていただきます。

スケジュールは柔軟に調整でき、自分の裁量で動ける余地もたくさんあります。 自分らしいやり方で関係を育てながら、福井の“出会い”を後押しするきっかけを生み出す、そんな「縁結びの伴走者」としてご活躍いただけることを期待しています。

【期待する成果】

福井県では2023年の婚姻件数が前年比195件減の2,620件となるなど、若者の「恋人探し」に踏み出すきっかけが不足している現状があります。特に、結婚を意識していない層や交際経験がない若者が増えているなか、「まずは出会う」「異性と自然に交流する」機会を生み出すことが大切です。 
そこで、まずはイベント主催者や潜在的な主催者との接点をつくること、そしてイベントを通じた若者の交流参加者数を増やすことを目標に、活動を進めていただきたいと考えています。 また、イベントを単発的に開催するのにとどまらず、継続的なつながりや対話の場を生み出すことにも期待しています。 若者が自分らしく安心して参加できる企画を増やし、令和6年度は168件であった県・市町の事業による婚姻数を5年後には200件以上に伸ばすという中長期的な目標につなげていきたいと思います。

【活動のやりがい】

活動の魅力は、誰かの「出会いたい」「つながりたい」という気持ちに寄り添いながら、若者の前向きな一歩を応援できること。 自分の働きかけによって、地域で新たな出会いイベントが生まれたり、主催者が増えていく様子を間近で見ることができるのは、大きなやりがいです。 結婚や恋愛は、個人の幸せの話でありながら、地域の未来にもつながる大切なテーマ。 若者の未来を後押しし、地域全体の活力や希望を育んでいく。 そんな実感を得られる仕事です！

【活動で大変なところ】

「出会い」や「恋愛」といったプライベートで繊細なテーマを扱うため、相手に安心してもらえる関係づくりが欠かせません。 信頼を得るには時間もかかりますし、ときにはうまく距離感をつかめず、悩むこともあるでしょう。 また、若者のリアルな感覚を丁寧に拾い上げ、自分の言葉で伝える力や柔軟な発想が求められます。 さらに、主催者とのやりとりやイベント運営、県や企業との連携など、調整業務が多岐にわたるため、マルチタスクに対応する力や、地道な準備作業をいとわない姿勢も大切になります。 相手に寄り添い、根気よく続けられる人にとっては、大きな達成感があるはずです。

【活動によって得られるノウハウ】

イベント企画の経験や
ただ集めるだけの「婚活イベント」ではなく、若者が自然に関われる“出会いのきっかけ”を考え、形にしていくプロセスを通じて、企画力や実行力が磨かれます。
 若者のインサイトをつかむヒアリング力
「なぜ一歩を踏み出せないのか」「どうすれば参加しやすくなるのか」といった声を丁寧に聞き取り、若者のリアルな気持ちを汲み取る力が育ちます。
 SNSなどを使った情報発信・広報の実践力
イベントの魅力を伝える発信を通じて、言葉の選び方やビジュアルの見せ方、届けたい人に響かせる工夫を学ぶことができます。
 官民連携や地域活動の経験
 行政やイベント主催者、参加者、関係団体などと一緒に取り組む中で、「誰かと一緒に地域をよくする」ための動き方や、協働の仕組みを実践的に学べます。 【受け入れ体制・環境】

活動拠点は、福井県未来創造部県民協働課。 ここには10名の職員が在籍し、明るく風通しの良い雰囲気の中で、県民活動や若者支援に関わる業務を行っています。 結婚・恋愛を希望する若者の応援だけでなく、NPOやボランティア、若者のチャレンジ支援なども幅広く手がけており、多様な視点が交わる環境です。

新しく加わる方にも、県民協働課の職員がしっかり伴走します。 日々の業務はもちろん、悩んだときにはいつでも相談できる体制が整っており、一人で抱え込む必要はありません。 また、県が培ってきた福井のキーマンとのつながりを丁寧に引き継ぎ、ご紹介します。 はじめての土地でも安心して動き出せるよう、しっかりとサポートしていきますので、ご安心ください。

【地域おこし協力隊卒業後について】

任期終了後、3年間の活動を通して、あなたのなかに「これを福井でやってみたい！」という想いが芽生えたら、そのアイデアを形にして起業する道もあります。 たとえば、地域の人と一緒につくった仕組みをそのまま仕事にすることもできるかもしれません。

また、活動の中でご縁が深まった企業や団体にそのまま就職し、地域に根ざして働くという選択肢もあります。

もちろん、起業や就職に向けてのサポートも県がしっかり行いますので、「やってみたい」と思ったときに背中を押してくれる環境が整っています。 この3年間で、ぜひ自分の可能性を広げていただきたいと思います。